捨て本 / 著:堀江貴文 感想
知らない人の方が少ないと思われるホリエモンこと堀江貴文さんの本である。
この本では堀江さんの半生で捨ててきたモノが赤裸々に書かれており、堀江さんの原動力が垣間見える。
そして半生が書いてあることもあり、堀江さんが東大生だったり離婚経験があったりと興味深く読むことができたし、それも捨ててしまっていた。
実際読んでいると確かにな、と思わされることがよくあり私も読み終わったあとに部屋にあったモノを捨ててしまったほどだ。
※この先はネタバレが含まれるので見たくない方は戻ってください。
捨て本を読んだ感想
まず読んで感じたことは、いらないモノを捨てていけば大切なモノが残るということ。
モノを沢山持つ事でリスクも一緒に持つことになり捨てることで身軽になりどんどんアクティブになれるということだった。
これは読んでいて確かにな、と思わされることがよくあり、堀江さんの本はこの確かにと思わされることがよくあるなと感じた。
この本を読んで堀江さんのように身軽になれるわけではないが、モノを減らしてアクティブになろうと感じさせてくれる一冊だった。
捨て本で印象に残った部分
所有と獲得はイコールではない
これはドキッとした。モノっていうのは獲得した一瞬に酔っているということ。
今まで持っていなかったモノを努力して手に入れたその一瞬に満たされるということだ。
確かに手に入れたモノを見返して感慨に耽ったり、思い出に浸ったりすることが力になることになることもあると思うし、そこまでストイックにアップデートしなくてもいいとは思うが言っていることにドキッとさせられた。
この捨て本によると、所有はリスクであるということ。
これは失う不安だったり管理の手間だったり執着心だったりということだ。
じゃあ、捨てようと思ってどこから手を付けたらいいかわからない、モノが捨てられないっていうのは欲しいモノが明確ではないからということであり欲しいモノ、必要なモノが明確であれば迷わず捨てることがデキるということである。
捨て本で難しいと感じたこと
私は友だちが少ないほうであり、昔の友だちに会うと、あの頃は~と思い出話をしながらノスタルジーに浸ることが好きである。
捨て本ではそこも捨て始めてしまう。確かに過去のことであり、上に書いた所有のリスクでもある
失ったらどうしようという執着心がある。 ただ私はこの人間関係を捨てようとは思わない。アップデートの必要がないということが必要だと明確だからだ。
もしもの話であるが、このことを堀江さんに話したところで「あぁ、そうなの」で終わる話である。
ただ、人間関係。 いつも愚痴が多くて自分の精神を蝕んでくる知り合いは捨てていっていいと思う。なんか悪いなとか、なんか言われたら嫌だなとかが理由ならすぐに捨てた方がいいだろう。めちゃくちゃスッキリすると思う。
最初はなんか言ってくるかもしれないが、また新しい寄生先を見つけると思うし、よっぽど生きるチカラは強いと思う。
終わりに
まとめると、捨て本では自分も周りもアップデートしていくと本当に大切なものが残るよ。ってことだと思う。
堀江さんは刑務所に入った時に強制的に断捨離をしたとあり、じゃあ自分も。。とはならないが参考になったことが沢山あった。
実際思い出に浸るよりも、新しい場所に行き美味しいものを食べて、いい景色をみて自分アップデートをしたいと思わせてくれる一冊であった。
この本では他にもプライドだったり他人への期待だったり家族をも捨てる話が出てくるが、それでも捨てないモノが自分自身であり時間であり好奇心だ。
確かに堀江さんは自分の好奇心に爆速で向かっていると思わされるしこの本を読んでパワーももらえる気がした。
実際私も部屋のモノを捨ててどこに旅行に行こうと考えているのだ。