漫画「アルテ」が面白いので魅力を語りたい
今回紹介するのは「アルテ」という漫画です。
簡単に説明するとルネサンス時代に女性が画家を目指す話で、とても魅力的です。
当時は女というだけで色々な制限があり困難な道ですが、アルテは立ち向かって行きます。
アルテとは
- 作者 / 大久保圭
- 2013年12月から月間コミックゼノンにて連載
- 既刊12巻（2020年1月20日現在）のルネサンス期を描く歴史漫画
まだ連載中なんですが、先が気になって気になって仕方がないです。
ではアルテの魅力とはなんでしょうか。
時代背景が良い
まず、ルネサンスの時代なのですが正直、中学校の時に聞いたなぁという感じでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロの時代です。
そう言われると、ああ、なんとなく時代背景が掴めますよね。
そして、その時代に女が画家になるなんて・・と言われていたのも、この漫画で知りました。
確かに言われてみれば、そういうこともありそうだなと感じます。
フィレンツェやヴェネツィアの当時の様子が描かれているのも読んでいて楽しくなります。
そして、そこからアルテがのし上がっていくストーリー！ コレ、絶対おもしろいでしょ。
また、アルテが良い子なんですよ。。
アルテの芯の強さが魅力的
まさに主人公になるべくしてなったって女の子です。
もともとは貴族の娘で、父が他界してしまったところから話は始まるのですが
当時は男と女では圧倒的に違い、女は家庭に居ることがすべてだったみたいです。
しかも結婚には持参金といって嫁ぐ家にお金を持っていくのが当たり前だったみたいです。
ですが、アルテは 好きなこともできず 男の下で媚を売りたくない と言って家出を決意。
いいですよね、啖呵を切るシーン。コレなんですよ。
後に出てくる人物にも好かれる理由はここですね、芯の強さ！
曲がった事が嫌いで、夢にまっすぐ愚直にすすむ姿に涙が出そうになりますもん。
親方レオとの師弟関係が魅力的
ということでアルテは、画家を目指すために弟子入りを目指しますが、
時はルネサンス時代
軒並み断られてしまいます。
アルテは理由を聞き出します。その理由とは 女だから。
はい、アルテ怒ります！ ナイフを手に持ってバッサーー！！ 髪を切りました。。
もう、女捨ててやるわよ いいですねぇ。この啖呵も。
そこへ偶然通りかかったのが後の親方になるレオです。
レオは弟子がいなかったので、丁度いいと押し付けられてしまいます。
レオはイラつきながらも自分の工房に連れていき、アルテに画家になる動機を聞き出します。
絵が好きだという甘っちょろい理由にレオはイラつきます。
そして男でも出来ない量の作業を与え出来たら弟子にしてやるといいます。
アルテはがむしゃらに作業をこなし作業を無事終わらせるのですが
出来ないと思っていたレオは、なんで出来たかを問いただします。
自分を突き動かすのは怒り！ のたれ死んでも、自分自身で生きられる道を目指したい！！
というアルテの力強い言葉に昔の自分を重ねたレオは弟子入りを許可しました。
アルテは晴れてレオの弟子に！！ やったーー！！
この2人の関係はほんと好きで、たまらんです。
ダーチャが可愛すぎる
でました、ダーチャ。ほんと、好きなんですよね。
もう健気でがんばり屋さんで応援したくなる存在です。
そんなダーチャですが、最初は元貴族のアルテの事を快く思ってませんでした。
ダーチャは自分の持参金を貯めるため、11歳から針仕事をしています。
針仕事は男に足元をみられ、どんどん給料が下げられるのに、アルテは男と同じ給料をもらっているというヒガミです。
そんな中、ダーチャはお腹が空いてフラフラしているところアルテに見つかります。
ダーチャは気丈に振る舞いますが、アルテが気になったのはダーチャの手。
ダーチャはボロボロの手を恥ずかしく思い、見下さないで！！と怒り去っていきます。
怒っているかと思いきやダーチャは落ち込んでいます。
しかも、あの娘が悪いわけじゃないと自己嫌悪している様子。 もう、ホント良い娘。
そこへ、追い打ちをかけるように更に給料が下がるという仕打ちがきます。
さすがに、ダーチャ切れたーーー！
そのまま、言い返して追い返します。
みんなは褒めてくれますが、みんな注文書が読めないのでダーチャは落ち込んでいましたが
そこへ、アルテ登場！ 男を見返すためやってやろう！！とみんな奮い立ちます。
ダーチャはこの前のことを謝りますが、アルテから返ってきた返事は
仕事をしてる人間の手ってカンジで 格好いいな と思ったでした。
ナウシカパターンキターーーー！！！！！
そうして持参金の為に貯めたお金でアルテから勉強を教わりにいくダーチャですが、そこもいいですよね。
ちょこちょこ本編に登場するのでこれからも楽しみです。
まとめ
漫画をリアルタイムというか完結前に読むことはあまりしないのですが
アニメ化ということもあって一気読みしました。
いやぁ、面白いですね。やっぱり、這い上がるストーリーっていうのは見ている方も燃えます。
そして、登場人物が魅力的なんですよ。
一人ひとりにちゃんとストーリーがあるので、好きっていうか嫌いになれない感じです。
どこまで続くかわからないけど、追い続けて、最終回がきたらまた一気読みだなコレは！