ゆる~く等身大で がんばりすぎない

多動力 / 著:堀江貴文 を読んだ感想

読書

ホリエモンこと堀江貴文さんが幻冬舎から2017年に出版した本で、編集は箕輪さんである。この本は確か箕輪編集者が堀江さんの本を書きたくて自分で文章を作って堀江さんに確認してから出版したっていう話だったので実際は堀江さんが書いたわけでは無いんだなと思いながら読み始めた。

正直、堀江さんは本書でも語っているが本をたくさん出版しているので、言っていることに真新しさはないが、箕輪さんを通した堀江さんの本なんだと読むことで楽しめる部分も多かったので興味がある方は是非手に取ってほしい。

多動力を読んで感じたこと

まず、多動力とは同時に物事をすすめる力だということ。

元来、日本は1つのことを続ける事こそが美学としていたが、1つの事を突き詰められない人間はどうするべきなのか。 それは肩書きをたくさん持って自分の価値を上げていくことであり、肩書きをたくさん持つには1つのことをずっとやるのではなく多動力を持って複数の事を進めていこうということである。

多動力を身につければ仕事が楽しくなり、人生が充実するからということである。

まず多動になるには色々なことを同時に行う=色々なことにハマるということであり、目の前のコトに全力投球をして飽きたら次へ移るの繰り返しを行うのだが、この飽きるということをネガティブにとらえることはなく 飽きる=余裕が出てくる であり成長として次へ移り経験に変えていこうということだ。 堀江さんは捨てる生き方をしているので、堀江さん的に言うと飽きたら捨てろということになる。 そのあたりはこちらに書いてあります。

その多動力だが一番のハードルは感情とある。 これは他人からどうみられてるかな、恥ずかしいなとかである。これは服装なんかでもそうだが、誰も自分のことなんか見ていないと思うことが大切ということだ。 確かにこれはなかなかのハードルである。ちょっと変じゃないかとか浮いちゃうんじゃないかとか考えるのは日常茶飯事であるし、恥ずかしい思いをすると冷や汗が溢れてしまう。 これは慣れるのか感覚を麻痺させるのかどちらかだろうが、言っていることはわかりすぎるほどわかる。 実際、自分が街なかで浮いている人を見つけても次の瞬間には忘れているのだから。あの人凄かったねと1週間も2週間もずっと話している人はいないだろう。

そして、恥を捨てれば知らないことにも強くなれる。聞けるからだ。お店で美味しい玉子焼きを食べた時に、家で作るものとどう違うのかをプロに聞くことができる。聞かないと損まである。これも恥ずかしいという感情をなくしたからできる技だろう。興味のあることに進むというだけである。

もう1つ、この質問をするときの「質問力」が大事でこの質問力がないと何が言いたいかわからなくなりお互いストレスが溜まってしまうので注意が必要である。 また、質問力はビジネスパーソンでも必要な能力であり入手したいスキルである。 まあ、何でもかんでも質問すればいいって訳ではないってことである。

多動力はこんな人にオススメ

まずは飽きやすい人。今まで何をやっても長く続かないんだよね~。って方、多いと思います。熱しやすく冷めやすい方。 これはゲームや漫画でもいいんですけどガーッと集中してサーっと飽きてしまう人にオススメします。 この本を読むと自分って飽きやすいとネガティブにならずに自分は成長が早いから1つのことじゃ物足りないんだ!という気持ちにさせてくれます。

また、人生に目的がなくとりあえず毎日を生きているって人。堀江さんも本書で人生に目的なんて無いと書いてます。 でも堀江さんのイメージってやる気に満ち溢れていますよね。 読んでみるとその多動力の原点がわかると思うので気になる方は是非手にとってみてください。